内視鏡検査技師の資格は必要?
内視鏡技師とは、看護師や医療従事者に認められる認定資格の一つです。
第一種内視鏡技師と第二種内視鏡技師の2種類があり、
前者は看護師・臨床検査技師・診療放射線技師が取得できます。
第二種は准看護師が取得可能です。
この資格を取るためには、日本消化器内視鏡学会が行う消化器内視鏡学術試験
を受けなくてはなりません。第二種の場合は、基礎的医学試験も受けます。
試験を受けるためには条件があり、これを満たさなくてはなりません。
1:消化器内視鏡部門で専門医の指導の下、2年以上の実務経験を積む
2:既定の講義を修了している
3:所属する施設において学会の専門医の推薦、内視鏡従業者として
介護実績の証明を受けている
4:過去5年以内に内視鏡機器の扱い講習やセミナーを受講していること
この4つの条件を満たしていなければ、試験を受けられないのです。
試験を受けて合格すれば、内視鏡技師の資格を得られるのですが、
それで必ずしも待遇が劇的に改善されるというわけでもなく。
内視鏡技師の資格を持っていなかったとしても、内視鏡看護師になることは可能です。
ただ、専門資格があることで自身の能力をPRすることもできますし、
内視鏡看護師へのチャンスは開けるかもしれません。
この先本格的に内視鏡を扱う分野にかかわっていきたいなら、
内視鏡技師の資格取得を目指してもよいでしょう。
転職のときも、確かな技術を持っている証明として、資格が役に立つはずです。
未経験で内視鏡看護師の仕事を始めるときも、スムーズに仕事になじめます。