内視鏡の種類
内視鏡は大きく分けて2種類あります。
1つは上部内視鏡。一般的に「胃カメラ」と呼ばれるものです。
健康診断などで、利用したことがある方もいらっしゃるでしょう。
この上部消化器官内視鏡は食道や十二指腸、胃などを検査するときに使います。
上部内視鏡で欠かせないのが、麻酔による処置です。
内視鏡を飲みこんでいる最中に患者が苦しくないようにする処置であり、
検査をスムーズに行うためには欠かせないものです。
内視鏡を使うときは、患者としても不安が大きいもの。
それを緩和するのも、看護師の大切な仕事です。
内視鏡を使う目的、検査の時間、麻酔を使うことによる
副作用、安全性など。様々なことを説明していきます。
専門的な知識が要求されることは言うまでもなく、
それに加えて患者の心境に寄り添えるかも求められます。
もう一つの内視鏡は、下部消化器官内視鏡。一般的に「大腸カメラ」と呼ばれます。
胃カメラに比べると扱いが難しく、専門的な知識と技術が求められます。
実際に内視鏡を挿入するのは医師の役割で、看護師はその補助を行います。
ここでも看護師は、検査前と検査後の患者のケアを担います。
内視鏡看護師の求人に応募するときは、上部と下部、
どちらの内視鏡を扱う求人なのかを確認してください。
同じ内視鏡であっても、扱う部位によって求められる
技術や知識が異なるのですから。
内視鏡を使うときは、少なからず患者に負担がかかるものです。
看護師にとって一番大切なのは、その負担を軽減するケアを行うことです。